kazu1961

人斬りのkazu1961のレビュー・感想・評価

人斬り(1969年製作の映画)
4.2
▪️JPTitle :「人斬り」
ORTitle: ※※※
▪️First Release Year : 1969
▪️JP Release Date : 1969/08/09
▪️Production Country : 日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-145 再鑑賞
🕰Running Time : 139分
▪️Director : 五社英雄
▪️Writer : 橋本忍
▪️MusicD : 佐藤勝
▪️Cast : 勝新太郎、仲代達矢、三島由紀夫、石原裕次郎、倍賞美津子、新條多久美、仲谷昇、下元勉
▪️Review
名声、野望、裏切り、絶望。。。幕末を舞台に“人斬り以蔵”として知られた岡田以蔵の人生を描いた作品、私の好きな激怒の幕末を舞台に岡田以蔵を中心に土佐武市半平太、坂本龍馬、薩摩田中新兵衛の激情渦巻く人間模様を見事に描いています。佐藤勝の音楽が本作を青春群像劇に昇華しているのも素晴らしいです(岡田以蔵、処刑されたまだ27歳です。。。)。
男の野望の絡み合い、波乱に富んだストーリー展開、迫力ある殺陣など見どころ一杯の作品です。
さらに最大の見どころは、その豪華なキャスティング。勝新太郎の演じる岡田以蔵の人間臭い喜怒哀楽、三島由紀夫演じる田中新兵衛の迫真の切腹演技、仲代達矢演じる武市半平太の冷酷なテロ、石原裕次郎演じる坂本龍馬の懐の深い温かさなど素晴らしい演技を魅せてくれています。
特に、少ないながらも三島由紀夫の登場するシーンが、一年後に起こった市ヶ谷での自決とオーバーラップするような緊張感と存在感がとても印象的です。
本作、司馬遼太郎の短編『人斬り以蔵』を参考文献にしたオリジナル作品です。とても楽しく観れる作品なので、特に三島由紀夫は必見です!!

▪️Overview (映画. comより)
「首」の橋本忍がシナリオを執筆し、「御用金」の五社英雄がメガホンをとった。撮影は「関東おんな悪名」の森田富士郎。
kazu1961

kazu1961