マリリン

ベニスに死すのマリリンのレビュー・感想・評価

ベニスに死す(1971年製作の映画)
5.0
大好きな映画。
ビョルン・アンドレセンが
目の保養になるからだけではない。
美と醜とのコントラスト。
美しいものには魂をも捧げる
悲しくも崇高な(のかな?)芸術家の習性を
これでもか!と描いている。
どんなに著名な芸術家であっても、
富があっても、美しいものには勝てないのだよ。と、ルキノ・ヴィスコンティ監督は
言っていると思う。
化粧などしてみたり、どんどん醜態を
晒していくアシェンバッハ(ダーク・ボガード)
とうとうコレラで死を迎える。
初めて観た当時、タジオはきっとコレラにはかからず美しく歳を重ね、美しい女性と結ばれるんだろうな。と思っていたが
ビョルン・アンデルセンが今、アシェンバッハみたいになっているところが人生の深み、、。
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