わらびもち

ベニスに死すのわらびもちのレビュー・感想・評価

ベニスに死す(1971年製作の映画)
3.8
ちょっと笑いそうになるカメラワーク

午前十時の映画祭にて。
学生500円はほんまにありがたい、、でも無くなってしまうやなんて。(;o;)

内容全然知らず見に行ったら、あら、そういう話ね!舞台もイタリアで君の名前で僕を呼んでのベースにありそうな感じでした。

何を隠そう、途中寝かかりました。
あとたまに船の汽笛とか観客の指ホイッスルとかの爆音で耳が壊れるかと思いました。一体音どうなってるねん!笑
あといきなり入ってくる4人組のストリートミュージシャンみたいなの、歌になってない。

独特のカメラワーク、というのはいきなり顔にスーパーズームを仕掛けるという手法です。今ほとんどの映画でしてるコマ撮りというのをしない、そこからズームで俳優の顔をスクリーンいっぱいにする。
これは私の好きな映画「僕とアールと彼女のさよなら」で主人公とアールが作った映画のパロディの中にベニスに死すがあって、全く同じことしてたw 後でもう一回確認したい!

結局主人公のおじさん、過去に家族のことでなんかあって、オーケストラやってて、友達にボロクソ言われてしょげるって感じの人だったんでしょうか。
それにしても最後の床屋さんはどんな意味を持ってたんだろう、、。
美少年に恋に落ちるってゆっても、あれは美しいものに対する追っかけに過ぎなかったのか、、。美しいものは努力で手に入れることはできない、だからこそ凡人にとって美しいものというのはいつも遠い存在で触れることもできないということを言いたかったのだろうか。

美少年について、あのポーズはなんだ!
腰に手を当てて、もう片方の腕は斜め45度にピーンとあげるポーズは、、。


タージュ!タージュ!、、、

てかベニスに死すって邦題、death in veniceっていう原題をそのまま使った方が絶対いいなと思います。デスとベニスで一応韻踏んでるみたいになってるし、ベニスって日本語でヴェネチアってあるしね。