「君、花海棠の紅にあらず」に激ハマりし、時代背景などを調べていた時にこの映画のことを知って観たいと思っていた。
実在した京劇役者をレオン・ライが演じているんだけど、こないだ観た『インファナル・アフェアⅢ』にも出てた!追っかけたのではなくたまたま。
孟小冬との恋愛がメインなのかなと思ったけど、恋に落ちた描写もあっさりだし…っていうかそもそも不倫だしな。それにチャン・ツィイーがあまり好きではないというのもあって好意的には見れなかった。
あと京劇についてなのか、邱如白との絆についてなのか、映画だから仕方ないけどさらっと描かれているのでどこに気持ちを置いて観ればいいのかわからず。
妻、孟小冬、邱如白、皆それぞれ梅蘭芳を想うがゆえの行動。師匠も素晴らしい人だったし。あ、日本兵の田中も梅蘭芳に肩入れして。やはりこの時代の話には日本軍が絡んでくるんだな。京劇をプロパガンダとして利用しようと。それだけ梅蘭芳は素晴らしい役者だったんだろう。
安藤政信が田中役を演じていたけどやっぱり日本人が日本人役を演じてくれるのは嬉しい。ヘンテコ日本語とか違和感ありありだから。
あと少年時代の梅蘭芳が菅田将暉に見えて仕方なかった!