逃げるし恥だし役立たず

遠い空の向こうにの逃げるし恥だし役立たずのレビュー・感想・評価

遠い空の向こうに(1999年製作の映画)
3.5
いい意味で大きく裏切られた作品。紹介記事を見ても、大スターもいなければ派手さもない、地味なテーマの作品である。明るい未来もないヴァージニアの炭鉱町で終える人生をスポーツではなく科学で切り開く。ありきたりではあるが、挫折や予期せぬ出来事が主人公達を襲い、主役不在のチームで克服して成功に至るストーリー。繊細な味わいがあり、かつ清涼感を与えてくれる作品になっている。
ヒロインはライリー先生(ローラ・ダーン)になる。彼女の優しさが作品から溢れ出ていて、非常に魅力的である。生徒の人生を変えた彼女こそが主役なのかもしれない。