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遠い空の向こうにのpauhのネタバレレビュー・内容・結末

遠い空の向こうに(1999年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

実話なのに王道なストーリーなのが寧ろ凄く、その後ちゃんと無事NASAで働いているのも含めこういう人を主人公って言うんだなぁと思いました。
始めは凶器にもなりうるほぼ殺人ミサイルだったロケットが進むにつれて安定していき空高くまで登っていく様子は、画面越しでも感動し迫力がありました。
ただそんな素晴らしい才能を伸ばそうとしている息子を、なんとか無難な枠に留めようとしている父親の姿がもどかしくてしょうがなかったです。
完全なる悪人という訳ではないものの、その勧めている職も自分の身体を壊し命の危険まで及ぶようなものなのに息子に継がせようとしているのも理解できませんでした。
しかし発表の前日に盗まれピンチになった時には母に背中を押されてではあるものの協力し、最後のロケット発射の場にも足を運び、父子が分かり合い長年のわだかまりが解けて良かったです。
友人4人で一生懸命協力しひとつのものを完成させていく姿が楽しそうでワクワクする、素敵な作品でした!
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