Yukiko

遠い空の向こうにのYukikoのレビュー・感想・評価

遠い空の向こうに(1999年製作の映画)
4.2
2017年2月19日  アマゾン
『遠い空の向こうに』  1999年制作
監督、ジョー・ジョンストン。
『ジュラシックパークⅢ』や『ミクロキッズ』も監督をしている。

この映画を観ている途中で、ギレンホールさんに面差しが似ているなぁ~・・・
と思っていたら、本人だった!
頬がぽちゃぽちゃっとしているよ、それに若い、若すぎる!!と
計算をしてみると、ジェイク・ギレンホールさんの18歳の頃の出演作品だった。

ポスターを観ていると、なんか古っぽいというか、日本で言えば昭和の
30年代のポスターのような絵柄だ。
このポスターを観る限り、なんだか食指が湧かないし、題名もなんだかなぁ~・・・
で面白そうではないのですが、実際に映画を観ると惹きこまれます。

変わった話でもなく、よくある話でサクセスストーリーではあるけれど、
ギレンホールさん演じる主人公の、若く熱心な誠実な人柄の良さが
そのまま画面に溢れていて、一生懸命で、観ている此方も熱心に観てしまいます。

(途中、コーヒーを入れる為に映画鑑賞を中断したけれどね)

内容は、アメリカの片田舎、炭鉱の町で育った主人公は、人類初の人工衛星を観て憧れ、
友人3人と一緒にロケット作りに熱中する。

女教師の薦めで、科学のコンテストに出場をして、大学進学の奨学金をもらおうとするが、
山火事の原因がロケットだと逮捕をされてしまう。

炭鉱の事故で父が怪我をし、その間、一家を背負って炭鉱で働いたりするが、
ロケットの夢が忘れられない。

山火事の本当の原因を探る為、ロケットの落下位置を計算で導き出し、
自分たち4人は無実であることを証明する。
そして、学校長の協力と地域の住民の協力、そして父からの協力もあって、科学コンテストに出場し最優秀賞を受賞し、奨学金ももらえることとなった。

最後のロケット打ち上げには、父も初めて来てくれ、ロケットも高く飛んだ。

ラスト、その4人や周囲の方々の実物の映像があり、
主人公はNASAのエンジニアで、今は宇宙飛行士の
訓練に関わっているとのこと。

4人とも大学を卒業したことに、良かった良かったと思う。

炭鉱は今は閉鎖をされているということで、主人公たち4人は、
先行きの乏しそうな炭鉱で働くことに賛成ではなかった。
自分たちの将来をどうにかしたいと思ったところから、ロケットに夢を託したのだった。

その迷いや希望が如実に映画に溢れていて、ロケットの何度もの打ち上げ失敗の後の成功に、
将来の夢、まずは4人の大学進学、奨学金獲得を、観ている此方も応援したくなるのだった。

まじめな話で、本当にあったこと。
ご家族皆で鑑賞できます。
Yukiko

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