中間搾取に嫌気がさした漁師が中間業者に反旗を翻して借金して独立を試みるも、嵐の日に出た漁で船が大破し職を失い、抵当に入れた家も持っていかれ身ぐるみ剥がされて中間業者の雇われ漁師としてまた搾取されてい…
>>続きを読むなかなかのバッドエンドの様にも見えるが希望はある。当時はこんな類のものがサラッと普通に制作されていた。なんでもハッピーエンドで感動させりゃいいってものじゃない。現地の人間を起用したり忠実に再現したと…
>>続きを読む過去鑑賞
時代に翻弄されるシチリア島の漁師一家がたどる苦難の日々。
イタリアの巨匠ヴィスコンティが現代にも通じる搾取社会を力強くリアルに描いた初期作品でネオレアリズモの代表的作品でもある。
プ…
ということでジャン・ルノワールの助監督も務めたルキノ・ヴィスコンティの初期作品🎬
シチリア島の漁村を舞台に、代々漁師を営む一家がたどることになった辛苦の日々をドキュメンタリータッチで描いた、ネオ・…
シチリアの漁村に暮らすヴァラストロ一家の長男ウントーニ(アントニオ・アルチディアコノ)は悪徳な仲買人に反発し、独立して取引する漁師となるが、嵐ですべてを失ってしまう。やがて恋人に捨てられ、弟は裏社会…
>>続きを読むルキノ・ヴィスコンティ監督が、ジョヴァンニ・ヴェルガの小説「マラヴォリア家の人々」をもとに、人間が他の人間に搾取される物語をドキュメンタリー・スタイルで描いた、“ネアレアリズモ”の代表的作品の一つ。…
>>続きを読むネオレアリズモ:第二次大戦直後に現れたイタリア映画の新しい傾向。現実を客観的に凝視、ドキュメンタリー風に描写。
…だそうです。どおりで厳しい現実に救いの手が差し伸べられるわけでもなく、ひたすらにつ…
エブリタイムエブリウェア搾取される人々の辛さは変わらず
●私はあまり古典というか、クラッシックな作品を観ていないので、ちゃんと最後まで観ることができるか心配だったのですが、結論から言うとめちゃくち…
このレビューはネタバレを含みます
出たり入ったりの往復を繰り返す登場人物達、体制は変わることなく滅びていく一家。冒頭とラストの反復による逃げられない運命と亡き父の影。
ネオリアリズムでありながら常々画面には群像性とパノラマがあるので…