このレビューはネタバレを含みます
ヴィスコンティ監督作品特集にて
モノクロ作品
搾取の構造を描く
シチリア島カターニャの郊外の漁村
アーチ・トレッツアで撮影
地元の人達が出演
イタリア語を話せない人々らしい
以前、『ベニスに死す』を録画したものの、『世界で一番美しい少年』でオーディション等の裏話を知り、即削除
どれだけ巨匠なのか確認のために(上から目線で申し訳ない)視聴
何日もかかってようやく観終えた
とてつもなく疲れた
ある一家を中心に描かれるのだけれど…
貧乏人の子沢山で誰が誰とどういう関係やら最後まで把握出来ない…
じいちゃんと母さん(乳飲み子を抱えている)、長男、次男、長女、三男、次女、四男、五男、三女、六男、四女あたりまでは何となくわかるが、あとは小さすぎて性別不明
父さんは…海で死んだのかな…?
次女は署長と結婚したのかな…?
家出したのは次男…?
もう一度観る気力がわかない
1948年のイタリアといえば日本と同じく敗戦国で賠償金の支払いで国全体が貧しかったと
ヒデとロザンナのロザンナさんもそれで日本に出稼ぎに来たとか…
高校生の時の同級生に漁師の娘がいたけれど、親から貰うお小遣いの額の桁が違っていてお金持ちなんだな…と思った記憶があるから時代や国が違うからかな…と思ったり…
子供たちが学校に行っている様子がないけれども…
そこから来る無知さが、貧しさから抜け出せなかった要因の一つなのかな…