田中太郎

炎628の田中太郎のレビュー・感想・評価

炎628(1985年製作の映画)
4.0
ナチスがロシアの628もの村を焼き払った実話を元に作られた映画。

主人公は最初は笑顔が似合う少年。
だが悲惨な出来事を目の当たりにしていく度にその恐怖は"皺"として顔に刻まれ、終盤では老人のような見た目に…

伝説の戦争映画と謳われていたので気になり鑑賞。

先程書いた少年の演技はもちろん、映画としての出来も素晴らしかった。特に前半何気なく描いていた展開が、後半で描かれるとある展開の「フリ」になっていたり、評価が高いのも頷ける。

主人公の少年を筆頭に全員演技素晴らしすぎるので、映画を見た感覚が一切ない。とんでもないものを見たなという感じ。

娯楽の域を超えて伝えてくる。
究極とはまさにこの事だなと感じた。


PS.いくらなんでも居た堪れなかったのでこれ見終わった後にタランティーノの「イングロリアスバスターズ」見たら拍手してしまった
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[この映画のBest俳優]
アリョーシャクラフチェンコ
[脚本面]☆☆☆
[映像面]☆☆☆☆
[ストーリー性]☆☆☆
[オススメ度]☆☆☆☆
田中太郎

田中太郎