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殺しのはらわた
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『殺しのはらわた』に投稿された感想・評価

netfilms

netfilmsの感想・評価

3.8
 謎の暗殺集団が孫娘が学校へ向かった隙に突如じい様を襲うという荒唐無稽な内容ながら、3派に別れた殺し屋たちが屋敷に侵入する様子は完全に西部劇そのもので、サングラスを付けた黒沢清がニヒルに決める。銃を撃つ様子は巧妙に襖で隠されていて、もの凄い発砲音のあとに襖が次々に開いて行くのだが、そこで刀を持って逆襲して来た敵側の殺し屋に足を切りつけられ、切断された足がずぽっと落ちる様子は陰惨極まりない。何もこんな低予算で実験映画をと思う向きもあろうが、映画美学校の面子が低予算ながらちゃんと「活劇」していて、監督の篠崎誠の話では黒沢清もちゃんと足が切断されたように見えるねぇなどとかなり演技を楽しんでいた様子。黒沢の出番はここまでで、十数年後に孫娘は生きていたという設定で今度は孫娘(藤田陽子)に殺し屋シンジケートの代表(嶋田久作)が自身の殺害を依頼されるという何ともVシネマ的な陰惨な設定に萌える。鈴木清順の『殺しの烙印』のようにそこから先は殺し屋同士の血みどろな化かし合いが繰り広げられる。陰惨な殺しのアイデアはよくぞここまで考えたと思う程陰惨極まりなく、リコーダー吹き矢と草むらの目玉爆弾のシーンで毎度呆気に取られながら、意味もなく笑ってしまう。

 今回はこれよりもむしろ『突貫ジジイ第5話 ある実験』が目玉だろう。『突貫小僧』の主演の青木富夫少年が主演したから『突貫ジジイ』という何とも荒唐無稽なタイトルで、やっているのもある精神病棟での一幕で、アッバス・キアロスタミに聞いた小咄を原案としたものらしい。右手と左手の人差し指が付いた人はソフトクリームが貰えるという荒唐無稽な物語を年老いた青木富夫が嬉々として演じている。我らが黒沢清は精神科医役で登場する。東京藝大の『ビューティフル・ニュー・ベイエリア・プロジェクト』時のドキュメンタリー『ACTION!』では役者に演出の意図を問われるほど嫌なものはないという黒沢清の映画術を明らかにする試みで、いつも思うが『回路』の加藤晴彦への痛烈なディスに見えて来る(あの時の加藤晴彦の意図を聞かないと私は動きません的な態度は本気でヤバかった)。のらりくらりとやりながら、最後は祈るだけと嘯く黒沢清の飄々とした監督術が垣間見える。毎回思うのだがアクションのコンテを描かず、番号だけを俯瞰で無我夢中で書いて行くあの様子が心底狂っていて、監督術も十人十色とは言うものの、尋常ではないオリジナリティは感じた。紙は思ったように舞わないらしい。『Escape to nowhere』は今は亡き吉城寺バウスシアターで撮影された短編作品で、一番活劇している。今回は初出土の『地獄の警備員』のパンフが限定30部1000円という大変ラッキーな事件もあり、性懲りもなく次回も足を運ぼうと思った次第であります。
黒沢清、万田邦敏、篠崎誠、西山洋市、高橋洋が次々死ぬ。万田邦敏の演技上手くて普通に怖い。立教と早稲田は殺し屋を多数輩出していることがわかった。
塩湖

塩湖の感想・評価

5.0
撃たれた子どもを映画がまだ死なせなかったことに安心した矢先、べつの子どもが呆気なく殺されたから「やってんな」となった。この世代の作家があれしたいこれしたいキャッキャと言いながら撮った感じが見える短編で、青山真治『赤ずきん』を以前スクリーンで観たときの感動がまた沸々とわいてくる。最高。

(併映作品)
・『ある実験』
協力キアロスタミ。ソフトクリーム。

・『ACTION!』
インタビュー映像としてのテンポのよさよりも黒沢清の呼吸とか間とかを優先してるところにグッときた。本番の最中の祈り。

・『Escape to nowhere』
劇場での発砲。たまらない短さ。

『殺しのはらわた』に似ている作品

ワンダフルライフ

上映日:

1999年04月17日

製作国:

上映時間:

118分

ジャンル:

3.7

あらすじ

ナント三大陸映画祭グランプリ含む多数の映画祭の賞を受賞した、是枝裕和監督のファンタジー・ドラマ。死者を「一番大切な思い出」の映像とともに送り出す不思議な施設を舞台に、大切な思い出とは何かを…

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