このレビューはネタバレを含みます
昨年亡くなった崔洋一監督の代表作ですね。初公開当時は久しぶりに面白い日本映画に出会えたと思って、2回観に行ったような覚えがあります。それ以来、約29年ぶりに観てみたけど、やっぱり面白かった。
登場人物の個性が際立っていて、みんなろくでもない男たちばかりなんだけど、様々なハンデを抱えながらも、それなりに精一杯生きているゆえの哀しみや可笑しみが伝わって来たし、何よりも変な関西弁をしゃべるルビー・モレノの魅力が最高でした。
実は、ルビー・モレノ以外の出演者は誰だったか全然覚えてなかったんだけど、どうやら当時は無名に近かった岸谷五朗や國村隼や遠藤憲一などの演技派俳優が揃っていたようですね。今観てみると、岸谷五朗などが在日朝鮮人を演じているのには、多少違和感を感じてしまうんだけど、当時はまだ無名だったので、さほどそのような感じは受けなかったのかも知れませんね。