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月はどっちに出ているのumihayatoのレビュー・感想・評価

月はどっちに出ている(1993年製作の映画)
5.0
今も現代史の知識が圧倒的に足りてなく、無意識の差別が吹き荒れる様なこの国で、この映画に対して語れる言葉を僕は持ち合わせていない。

ただ忘れたくないことがある。
僕らが生まれる前、大きな戦争があった。
それによってたくさんの悲しみや憎しみがあった。
帰る場所も、アイデンティティも無くなった人達がいた。
それでもみんなで支え合って"今"を生きる為に、1番不必要なもの、それが差別と搾取なのではないでしょうか。

そして民族主義とはどこの社会で見ても醜く滑稽なものだ。
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