思ったよりもストレートな話だったから肩透かし喰らいました。
妻を病気で亡くし、娘を強姦されて殺された男の復讐劇。
オレも同じ立場なら復讐してるかも。
失うものは何も無いから。
日本の法律では「未成年犯罪を極刑では裁けない」という1つのテーマから、加害者と被害者、それを追う警察とが絡み合う重厚なドラマ……となるはずが、どうも軽さが目立ってしまった。
主人公・長峰の動きに対して、警察の動きがあまりにも遅い。
長峰も、あれでは簡単に捕まるだろう。
といったツッコミどころも多数あり。
強姦した少年らは救いようがないヤツらだった。
ヤツらの行動に心底ムカついてしまい、そこら辺の演出は、監督うまかったな。
ラストがあまりにもあっさりしていて、せっかく長い時間頑張った寺尾聰がもったいなかった。。。
問題提起させるにはドラマ性が薄かった。
竹野内豊扮する刑事も、警察とは何か?とか言っときながら、最後まで解決への糸口が掴めぬまま最悪の結果になったよね。
彼を主人公にしたらもっと深かったかなーとも思いました。
まとめると、テーマに対して脚色が宙ぶらりんで、残念。
2009年公開作品?2000年くらいの映画かと思っちゃいました。