ポール・ダノ祭り第二弾!!
ディズニープラスって…字幕めちゃくちゃ小さくないですか…
…それは置いておいて!!
いい作品って分かってて、ずっと観たかったのに観てなかった作品。
もうめちゃくちゃ好きでした。母とゲラゲラ笑いながら観ました。
会話のひとつひとつが宝石みたいに輝いてて、登場人物の人生をあの1時間半に無駄なくハイライトして見せてくれる。
アカデミー脚本賞取ったのも頷ける。
そしていい脚本ってやっぱり、登場人物をコテンパンにいじめたがるんだよな…
もうそのへんにしたげてって何度思ったことか。
作品のテーマは「目標」と「人生」かな…と勝手に考えて観ていました。
キャラクターたちは、何かしらの目標を持って、一途に追って、失っている。
映画自体のゴールは「リトル・ミス・サンシャイン」。オリーブをミスコンに出すという目標のために、家族が走る走る。
ただこの作品がさらにレベチに面白くなるのは、このゴールを突っ切ったあとだ。
目標のために生きるのはいいこと。
でもその後は?
目標が不可能なものだったら?
そのあとは?
登場人物たちと一緒になって、
自分が持っていた目標と、今の自分についてずっと考えてしまった。
消えた目標、たどり着いた先が思い描いたものと「なんか違う」。
でも、なんか、それでもいいなって思えた。
なにも解決してないし達成してないけど。
人生捨てたもんじゃない!と涙をぬぐってくれる、優しくて容赦ない作品。