shima

銀座カンカン娘のshimaのレビュー・感想・評価

銀座カンカン娘(1949年製作の映画)
3.5
絵の具が買いたいピアノが買いたいと歌う二人。お秋は画家を、お春は音楽家を目指す為に(そして世話になっている居候先に迷惑をかけない為に)ひょんな事から知り合った白井と銀座のクラブで流しを始める。

「銀座カンカン娘」この歌は当時 売春婦としてしか生きられなかった女達のことを歌ったのだろうか。カンカン帽を被った気の強いハイカラさんのことを歌ったのだろうか。
陽気な音楽に乗せて歌いながら、戦後の日本で新しい時代を自分らしく生きようとする春と秋。ストーリーと歌の対比が時代を物語っているようで、楽しく爽やかで切なくもあった。

銀座カンカン娘を聴くと何故だか懐かしい気持ちにさせられる、これは世代を越えた曲だと思う。軽快な音が多く、ミュージカルとしても充分楽しめるクラシック映画。
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