上海十月

皮ジャン反抗族の上海十月のレビュー・感想・評価

皮ジャン反抗族(1978年製作の映画)
2.5
舘ひろしが全然反抗するふいんきではない。むしろ周りから嫌がらせを受けてだんだん自滅してる感じがしているためタイトルの反抗族は、むしろ内田裕也の一派にしか思えない。舘ひろしは、白川和子の息子に良かれと思いバイクを教えるが白川和子ロマンポルノ第1作目のごとく崖からダイブ!そしてさしたるアクションもないままに終わってしまう。所々「サタデイナイトフィーバー」の影響や「甘い生活」の噴水のシーン、そして「理由なき反抗」が混じっていて何がしたいんださっぱりわからない。音楽はファンキーファンキーファンキーでそこに被せられるDJが当時流行していたと思われる亀渕アナウンサーの口調で昭和感がたっぷりしている。ニューヨークのディスコ「54」の話が出てきたのが時代だなぁと思える。ラストの呆気なさには非常に驚く。脚本は、巨匠白坂依志夫でこのレベル。助監督に崔洋一が参加していた。
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