篠宮

glowing growing グローウィン グローウィンの篠宮のレビュー・感想・評価

4.0
現実に嫌気が差した親友ふたりが主人公。
とある団体の集団自殺に参加するため、ふたりは自転車旅に出る。
死に場所を求めるロードムービーとでもいうのか。
その道すがら様々なことがあるわけだが、ノッキン・オン・ヘブンズ・ドアのようなマイ・プライベート・アイダホのような……ラストの展開を考えると後者の方が近いかな。
個人的にはとても好きなストーリー。
終始暗いし終わりは切ないしでどうしようもないが、何故か好き。
映画のラストというのは、それが作品のすべてを左右すると言っても過言ではないと思うからこそ、あのラストだから「良い作品だったな」という感想を持てたのだろう。
違う結末だったら、きっと私は「つまらなかった」という感想しか抱かなかった。
篠宮

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