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恋多き女のENDOのレビュー・感想・評価

恋多き女(1956年製作の映画)
4.0
美しきバーグマンを主演としながらも逸脱しない“あげまん”としてひたすらに男性的野心を扇動する姿は虚無。旅の一座のジュリエット・グレコのシャンソンに合わせて接吻が伝播する様は甘くて歯痛がするほど。集団の出し入れは立派だが死からの逃亡とも呼べる切実さがないのは亡命したとはいえ貴族の思考であり市井の人への視点が希薄だからかもしれない。
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