HiroG3

横道世之介のHiroG3のレビュー・感想・評価

横道世之介(2013年製作の映画)
4.0
長崎から都会の大学に進学し、自然と仲良くなれる横道世之介の成長物語です。
人によってはとても退屈だと思います。
ノッコの歌やこの時代の歌謡曲が3曲ほど流れますが、余計な意識誘導をするBGMが殆どなく素晴らしい。
本編そのものは1980年代に撮影した映像なのかと悩む。
また、本編の真なる終わりは現代に戻ったところで出ます。
これが中途に挿入されているんですよ。
雑だなと思いつつ凄いと驚いた。
こんな構成やれるんだと思いつつ、現代シーンとして唐突にぶった切ったような話が突っ込まれるのは困った。

映像の色温度と露出がとても良い。
パッとみると雑に見えるでしょうが自然に見られる映像です。
音声も抑揚が効いている。


NIKKATSU 100周年記念事業の作品らしい。
日活はポルノ映画という先入観がありますけれど、このような普通の映画も出せるのですね。
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