めかぽしや

秘密と嘘のめかぽしやのレビュー・感想・評価

秘密と嘘(1996年製作の映画)
4.0
ロンドン郊外に住む白人中年女性でシングルマザーのシンシア。
娘のロクサンヌはもうすぐ21歳。母親に不満を抱いていて常にムッとしている。
ある日、シンシアの娘と名乗る女性ホーテンスが連絡をしてきて。

シンシアは抵抗を感じながらもホーテンスと会うが、ホーテンスは黒人女性だった。
ホーテンスも自分の実の母親は白人だという事を受け入れられずにいたが、会ってお互い親子の絆を感じ徐々に打ち解けていく。

シンシア、ホーテンス、ロクサンヌとシンシアの弟夫婦と繰り広げられる家族の話し。

それぞれが誰かに教えていない秘密や嘘がある。
人はみな完璧ではない。
それが表に出た時、人はどう感じ、どう反応するのだろう。


この映画の素晴らしい所は脚本無しで役者の長期のリハーサルでドラマを作っていった所。
シーン、シーンが長回しでそれでいて自然に演じている。
まるで芝居を観ているよう。

役者あっての作品。
すっと心の中に入ってきて、
熱演振りに感動してしまう。

良作を観た満足感に浸れます。
めかぽしや

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