白井

わんわん物語の白井のネタバレレビュー・内容・結末

わんわん物語(1955年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

とにかく犬がかわいすぎる。全犬かわいい。猫もかわいい。バービーもかわいい。人もかわいい。背景までかわいい。愛。BIG LOVE。デカい愛。
でも一番かわいいのはやっぱりレディ。表情がたまらなく愛おしい。

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イキイキとした動きを描くのが上手すぎる。特にイキイキとしたシワ。動きに対して少し遅れてシワの溜まりが付いてくる。
トラスティの垂れ下がる上あごの皮膚が口の動きに合わせて揺れる。その描写を見てるだけで幸せになれる。そういう力がある。
話をしている背景で踏んづけられたイモムシがカクカクに伸び上がる。バービーは出っ歯の影響?で喋る時ピーピー風の音がなる。足にハマったエサ入れがなかなか抜けず歩くたびにカチャカチャ。おばさんの背中でこっそりしっぽで握手(握尾)するネコ。。。などなど細かい描写が楽しい。
トラスティが首元を後ろ足で掻いた時の、極端に誇張されて捲れ上がるシワの描写が一番アガったかも。

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ベイビードライバーとかジャンケン小僧の動きと音楽をリンクさせる面白さってディズニーアニメが源流なのかな(ジャンケン小僧はセリフと音楽)。

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シャムネコのサイとアムの悪童ダンスも良すぎ。

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ニワトリをいじめるアブナイアソビに手を染めるワルイ男に惚れる世間知らずのお嬢様。

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地面との接着を、摩擦を感じさせるアニメーションってマジで難しいんだなぁ。セルの関係?みんな重さを感じない。

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動きが超良いぶん、犬たち喋っちゃうのがちょっとだけ残念だった。動き、表情の演技だけで表現してたらもっと感動的だったと思うけど、それをやるには物語が複雑なのかな。

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アニメーションの美しさってこういうことだと思う。新海誠くん。

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白井

白井