持て余した時間を煙草をふかし石に座ったり塀に寄りかかったりしてお互いに話すでもなくただ時をやり過ごす独立義勇軍の青年たちの俯瞰の図に引き込まれます
家族を連行された女性たちが悲痛な思いで走ってくる場…
ヴィスコンティ《揺れる大地》の助監督として初の映画仕事をしたフランチェスコ・ロージが、同じくシチリアを舞台にして監督した作品。このあたりのイタリア映画は日本の現代とあまりにも遠くて渋い気持ちになる。…
>>続きを読むフランチェスコ・ロージの作品で一番好きかも。
緊迫感を持ちつつも美しいモノクロにネオレアリズモを継承したかのような迫真の演出、そして臨場感が尋常じゃない戦闘シーンには大いに心が揺さぶられた。
若…
第二次世界大戦後の混乱期にイタリアのシチリアで山賊として活動していたサルヴァトーレ・ジュリアーノが殺されます。その死を巡る真相をフランチェスコ・ロージ監督がドキュメンタリータッチで描いています。調べ…
>>続きを読む戦後の混乱期、シチリアで山賊として活動し殺害されたジュリアーノの死の謎をドキュメンタリータッチで描いた社会派ドラマ。
ジュリアーノを殺したのは誰か?が本題ではなく、その背景にある政府、山賊、マフィ…
BSプレミアムシネマの録画にて初見。
第二次世界大戦終結時にイタリアのシチリア島で巻き起こった独立運動の中で そのリーダー格のひとりが射殺された事件を描いた社会派ドラマ。
ドキュメンタリー・タッチ…
このレビューはネタバレを含みます
女性たちが集団で金切り声を上げて男たちがパレルモに連行されて殺されるのではないかと殺到する様子。この金切り声の不気味さは忘れがたいし、集団で迫ってくるとすごい迫力だと再認識。刑務所の監房でコーヒーに…
>>続きを読むフランチェスコ・ロージのくせにこれは面白い!けれどもストーリーは全く把握できないくらい複雑。まぁ、山賊が政府に利用されてはめられる話ってのは分かる。
白黒映像がかなり美しい。夜の襲撃シーンとか凄…