このレビューはネタバレを含みます
仕事もプライベートも充実してる30歳の女性が
出席したパーティで足を負傷。
しかし彼女には感覚がなく、痛みを感じていないよう…
そのことをきっかけに彼女は自分の体や皮膚に異常に興味を持ち始め、更には自傷行為にのめり込んでいく…
食事に行っても、肉を切ったり、果物の皮を剥く仕草に居ても立ってもいられなくなり
自分の傷口をナイフで抉り、皮を剥ぐ。
そしてどこか恍惚とし、解放されたような表情を浮かべている。
痛みで「生」を感じてるのか、現実から逃避しているのか、心の不安を取り除いているのか
「自傷行為」という行動が過激なだけで、もしかしたら僕たちの飲酒や喫煙と変わらないのかも
方法が「自傷行為」だから誰にも言えず、理解されず
さらに不安や孤独を抱え込むのかもしれない…
『ネクロマンティック2』の誰にも理解されない性癖と近いものも感じる1作。