たむたむ

イン・マイ・スキン 人には言えない、私が本当にしたいことのたむたむのレビュー・感想・評価

2.7
これが長編監督デビューとなった、マリナ・ドゥ・ヴァンによる、自傷癖のある女性の姿を描いたフランス映画。マリナは監督のほか脚本、主演もこなし、作中ではヘアヌードまで披露しています。

公私共に充実した生活を送る女性エステルは、ある日、出席したパーティ会場で転んだ拍子に大怪我を負ってしまう。その出来事をきっかけに、彼女は自分の肉体と皮膚に、異常なほどの好奇心を持ち始め、やがて過剰な自傷行為へと発展してゆく。

厳密にはホラーでもスリラーでも無いんだけど、衝撃的な内容という事でクリップしていた作品。

オシャレなオープニングだなぁ♡などと思いながら何となしに見始めたものの…本作、ほぼ起承転結が無いですね。。序盤の展開は悪くなかったけど…

1番受け付けなかったのは、あれなんだろう…翻訳が変なのかなぁ。。チグハグな会話と薄っぺらい人間関係!恋人は何時の間にか出て来なくなるし。
以前『アメリカンサイコ』観た時も妙な台詞回しが気になったのですが、余裕で上回ったw

劇伴もなく淡々と話が進み、終盤はひたすらエステルの自傷行為を眺めるだけ。グチャグチャと音を立てながら歯で皮膚を剥がし、肉を千切るなど、次第にエスカレートして行く自傷行為はなかなか見応えがあったのですが、、いかんせん絵面が持たない(爆)主演のマリナ、目鼻立ちは結構美しいのに口元が残念なんだよなぁ( ・᷄д・᷅ )

特典映像のインタビューによると、どうやら本作は「自傷癖について描いた映画」ではなく、むしろ「心と身体の関係のミステリアスさを描いたもの」らしい。要は、主人公が不本意な感情に抗う姿がテーマだったそうな。うーん。。

正直、監督の意図が全く汲み取れなかった(^^;;
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