エンゲージリング

ガメラ3 邪神<イリス>覚醒のエンゲージリングのレビュー・感想・評価

4.5
平成ガメラ3部作を見終わりました!

昭和ガメラは子供向けの怪獣映画といった感じをうけますが、三部作を経過してそのテイストを大人向けのこだわりのある作品魅せる作品と成長していったという印象があります。

とくに本編ラストの、燃える京都の中で佇むガメラ。イリスとの戦いで大きな痛手をうけ所望しきっているなか、これから、いまから数えきれないギャオスとの戦いに向かおうとしているのが、鮮やかに描かれています。燃える京都に佇むガメラが美しいと思った私は不謹慎でしょうか?

さて、本編ガメラ3は子供向け怪獣映画の裏の部分を抉った秀逸な作品と思います
怪獣同士の死闘があればそこに被害があり、人は死んでいく。その戦いで大事な人を奪われた人は正義も悪も、人類存亡も地球の未来も関係がなく、力無い一個人は泣き寝入りするしかない。
そんな怪獣映画の裏に焦点を当てたとこもすごいと思います

三部作見終わって、今、思うのは、もう一度見直そうって想いです。
このスコアはガメラ3のスコアであるとともに三部作のスコアでもありこの作品がどんどん成熟していき素晴らしいシリーズとなったとの感想です