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月とキャベツのERIのレビュー・感想・評価

月とキャベツ(1996年製作の映画)
3.7
空を見上げたら月が大きくてとっても綺麗だったから今日は「月とキャベツ」をみる。


とても映画的で不思議さもありつつ、すごいよかった。画が、とてもいい。

1996年、篠原監督と山崎まさよしさん主演の作品。オープニング寝転んでるまさよしさん、若っ!ってなる。まさよしさんめっちゃかっこいいやん。二人は去年「影踏み」でもタッグを組んでいたけれど、この頃のまさよしさんがやや北村匠海くんが似てて、だから影踏みキャスティングされて?と余計なことがよぎる。

人気バンドでボーカルをしていた役なのでめちゃ歌ってるし、ハーモニカ吹いたり、良い。とても良い。

田舎の緑が続く夏の田園風景で白いワンピースの女の子が歌を口ずさみながらとぼとぼ歩いてたり、自転車で全力で走ったり、三日月が浮かんでたり、細いテーブルでキャベツ料理を食べたり、いいとても。


後半、少しずつ花火と火花の距離が縮まってお互いに影響しあっていく。ずっと曲が作れなかった花火から音が溢れ出していく。曲が出来上がって、そして火花がいなくなって正体が少しずつわかって。


One more time One more chance、最高だ。
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