冒頭の鮮やかな手口の詐欺に始まりすごいテンポで場面が展開していくので驚きました。
それでいて章立てられた構成がとても見易くてなんともオシャレ。
本筋で進行する大作戦の裏で、主人公をしつこく追い回す刑事や正体不明の暗殺者など、どこか宙ぶらりんに見えていたサブストーリーも含めて見事に回収される驚愕のラスト。自分もすっかり騙されてしまいました。
キャラクター描写もとても魅力的で、集まった詐欺師達がそれぞれきっちりプロとしての役割をこなしていくケイパーもの的な物語の醍醐味もしっかりと味わう事が出来ますし、主人公とポール・ニューマンとの師弟の絆の様なものも確かに描かれていると思います。
そしてなんといっても有名なこの曲です。この曲も相まってとにかく全編に渡って痛快洒脱、「面白い」とはこういう事かと思い知らされる130分！
あの映画のあのシーンはこれのオマージュだったのか！とか
若い頃のロバート・レッドフォードってなんかブラピっぽさあるなぁとか
後追いで見ても楽しめる要素が多かったです。
