ろ

スティングのろのネタバレレビュー・内容・結末

スティング(1973年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

しっかり脚本タイプのクライムものなんだけど、音楽が軽快でスタイリッシュで、めちゃくちゃ爽やか。

ポップとはまた違う独特さ。爽やかなクライムものって何? 面白かった。

近しい人を殺された報復を、金を騙し取る爽快感と悔しさで解決するのも、ありそうで無い。新鮮で面白かった。



・古めの洋画は、顔を見分けるところから始まるのが難しい。全然登場人物の違いが認識できない。圧倒的ビハインド。なんとかかならないかなぁ…

・復讐の仕方をズラしてるのが面白かった。殺しに対して、50万ドルを取られる悔しさでやり返す。手段をずらすことで、ループも止まるし、登場人物が別の爽快感と悔しさを持つ。なんだか色んなアイデアに繋がりそう。嘘情報を浸透させるとか、一世一代の恥をかかせるとか、時間/モチベ/気力を奪うとか。殺しじゃない復習はバラエティあるんだから、拡張してったら新しい面白さはありそう。

・いわゆる「どんでん返し」要素は、あぁそうだよね…くらいの感想になってしまった。慣れちゃったせいだろうな、やはり過去の名作、お手本になって楽しめない問題はもったいない。
・どんでん返しは、ちょっと過剰なくらい演出してもいいかも。ユージュアルサスペクツくらい、ゾワっと/スカッとするような。

・全体的にギャップに薄く、あっさりしてた話:サリーノの最強の殺し屋感が薄く、あんま意外じゃなかった。ボスことロネガンもうっすら小物感があって、かわいく見てきたりして爽快感が薄れちゃった。主人公の「元がしょぼめの詐欺師」的な設定もあんま活かされず、普通に有能だった。

・元祖キャツミってコト?!
ろ