EDDIE

スティングのEDDIEのレビュー・感想・評価

スティング(1973年製作の映画)
3.8
流れる音楽が最高に心地いい!
“Solace”からの“The Entertainer”のオープニングの流れは素晴らしい。これから始まる大詐欺作戦の序曲。

午前十時の映画祭10にて鑑賞。
ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードの共演ということですが、レッドフォードがとにかく若くてイケメン!先日「さらば愛しきアウトロー」で引退表明した老獪な彼とは打って変わってまだまだ若手の詐欺師という役柄でしたが、最高にクールでしたね。
ただそれ以上に大人の色気ムンムンでカッコよすぎるのがニューマン。彼は伝説の賭博師の役柄ですが、あのミステリアスな雰囲気がとても良いです。

正直本作はあらすじだけ観ると、クライムサスペンスだと思ってたんですが、観てみるとだいぶ毛色が違いました。
聞き馴染みのある曲を背景に、軽快に詐欺を働く姿が痛快!血も多少はあるんですが、ほとんど血飛沫飛ぶ描写はなく、友人を殺された復讐は本職の詐欺で。
ラストはこれまでの伏線を見事に回収する最高にクールな展開でした。

やはり時代の違いもあり、ちょっと退屈してしまう場面もあったんですが、まとめ方が凄く綺麗だったので好印象。
ニューマンが演じるゴンドーフはどこまで先の展開まで見越していたのでしょうか。正直レッドフォードが演じるフッカーはFBIに彼を売ってしまったとミスリードさせられました。フッカーを狙う刺客から救うゴンドーフの手下、そこでフッカーはゴンドーフを売ってしまったことを後悔してしまったかのように見えました。
ただ結果的には…いやぁラスト観るためにも本編通して観る価値があります!
EDDIE

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