見終わった後の満足感がある、これぞ映画って思わせてくれる作品。
騙されるって思いながら見た部分があって、当時見た人よりは衝撃は少ないかもしれないが、しっかりと衝撃を受けた。
脚本がガチッとしていて、かつ意外な角度から騙してくるところが非常に好感を持てる。
前作では、ヒロインとラブラブだったポールニューマンが、ヒロインもどきに殺されかけていたシーンとか、作品を追っているからこその驚きがあった。
どこがトリックだろう、誰が敵なのだろう、その手がかりは、と常に思わされるため、程よい緊張感で楽しめる。
主役二人、特にこのポールニューマンのキャラクター、さすがにカッコ良すぎる。
ポールニューマンの華麗さを最初から確認するという意味でもぜひもう一度見たい。
彼が演じることによる、説得力も半端じゃない。
アメリカのユニバーサルスタジオにセットが作られたこの作品。
ジョージロイヒル、ロバートレッドフォード、ポールニューマンのトリオ映画は当時の最先端キレキレイケイケムービーとして、見れてよかった映画だった。
明日に向かって撃て!とは違う関係性の二人。実はこっちの方が実際近い関係だったりして、とも思った。
音楽、衣装、挿絵とかも本当にイケてる。
見入ってしまうような、世界に没入してしまうような工夫がしっかりとなされている。
当時あの鼻を触るポーズ絶対流行っただろうなあ。
大事な作品に出会えて午前10時の映画祭に感謝。