NAO141

三国志のNAO141のレビュー・感想・評価

三国志(2008年製作の映画)
3.4
タイトルが『三国志』となっているが、三国志の中で人気の高い趙雲の生涯にスポットを当てた作品である。
約100分の作品なので、趙雲の生涯にスポットを当てているとはいえ、かなり端折りが多く、少し三国志の知識もないとわかりにくい部分があるのも事実。
架空の人物も登場するので、『三国志』や『趙雲』をあえて意識せず、一人の男の生き様として作品を観れば、なかなか見応えはあると思う。
アンディ・ラウがとにかくハマり役!
格好良すぎる!趙雲のイメージにピッタリな気がする。
あまりに有名な阿斗救出シーンと物語ラスト単騎で敵陣に斬り込むシーンが最高に格好良い!
趙雲といえば五虎将軍の中にあって清廉なイメージが強い。趙雲は諸葛亮の北伐に五虎将軍の最後の一人として同行しているが、きっと蜀の軍にとってその存在は精神的支柱として大きかったに違いない!まさに男の中の男といった感じ!
趙雲は三国志にあって、マイナスなイメージがない人物であるような気がする。
物語ラストの「古今の多少の事はすべて笑談の中に付す」という終わり方が好き。一人の男の生き様は様々に語られ、趙雲はいまも我々を魅了し続けている。
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