リュダ

ヴァージン・スーサイズのリュダのレビュー・感想・評価

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)
1.8
『ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹』は映像化してると聞いたので、借りてみました。が、なんだか想像と違ってたな。

いいとこ育ちで美人姉妹だから、不自由なく暮らしてる。あまり暗さを感じられない。自殺未遂したり自殺した後、一人の姉妹が青年といい関係になる。キスもセックスも済ませて果てた後、グラウンドに置き去りに。その後帰宅するが、朝帰りした娘のせいで、姉妹皆部屋に閉じ込められる。
こもってつまらなそう〜窮屈そうに進んでいくも、彼女たちの部屋は綺麗だし身なりも綺麗だから、全然荒れてる感じがないの。心も体も!
もっと拒絶して、汚い部分が表れているのが見たかった。電話で近所の男の子とやり取りして、外の世界となんとか繋がろうとしているシーンは素敵だった。レコードかけて、受話器の側で姉妹が耳をそばだてて、声を聞き取ろうとしてるのも良かった。

ラスト男の子たちを迎え入れた後続けて死んでいくけど、あっけなすぎてあんぐり。余韻もなかった。


■16:06 「リスボン姉妹の持ち物を何もかも集めてみても記憶は薄れていく。彼女たちの目の色もホクロやエクボの位置も、彼女たちは5人から4人になり正者も死者もやがて影となる」←このあたり、男の子たちが彼女たちが持っていた雑誌と同じものを用意して、彼女たちと一緒に旅している感じを勝手に妄想してるの気持ち悪かった…

■1:24:32 「4人は同じ月に死を選んだ。セシリア(末娘)が手を切って一年未満、彼女たちの守ったニレの木を結局切られてしまった」終わりに向かう象徴の描き方がツラいな。
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