まる

ヴァージン・スーサイズのまるのレビュー・感想・評価

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)
3.4
不安定で脆い思春期の少女を彼女たちではない少年目線で描いた映画。

ジャンルとしては青春ものなのか?キラキラした青春が全てではなく、陰鬱とした寒々しい青春もあるだろう。

娘が大切なあまり鳥籠に閉じ込めるように抑圧して育てた立派な両親。
突然の自殺未遂から始まった全員の自殺。

大人は、仮に同じ女性であっても自分達が少女だった頃を忘れ、男性は繊細でグラグラした少女の気持ちはわからない。
「わからないものはわかりません」で終わるラストは潔い。
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