燐子

ヴァージン・スーサイズの燐子のネタバレレビュー・内容・結末

ヴァージン・スーサイズ(1999年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

公開当時話題になってずっと見ようと思いながら忘れててやっと見たけど10代の時に見ていれば全然違う感想だったろうな
見た時代・空気感・鑑賞時の自分の年齢って大切だ
当時見た感想と歳をとった今の感想を比べてみたかった

セシリアの死は若さや純粋さ故の死という感じだったけど、セシリア以外の4姉妹が学校に復帰してからは若く美しい姉妹たちが輝いていて妹の死に気遣われるシーンはあれど前向きに生きてるように見えた

が、ラックスの無断外泊からの家族の壊れ方のスピード早く元々家族にあった綻びがどうしようもなくなってしまった感じ

ラックスの屋根の上での男を取っ替え引っ替えのセックス、家に閉じ込め学校すら行かせない母親、敬虔なキリスト教徒の両親、植物に話しかけ娘たちが学校に来ていないことを気にしていない?父親、ロックレコードを捨てさせること、食事の前の祈り、母親が直した露出の少ないドレス、車での外出禁止
なかなかしんどい家庭なのにサラッとしてるのは主人公が第三者だから?

衝撃だったのはトリップが一夜を過ごしたラックスを放置して帰るシーン
あんなに熱烈だったのに!
大人になったトリップがラックスとの思い出を語り依存症か何かの施設にてグループ療法に呼ばれるのも印象的
彼の親は2人とも男性だったな

トリップとラックスの車での激しいキスシーン、桃のお酒のキス、電話でのレコードの会話、トリップの名前を書いたパンツとか可愛くて魅力的なシーンもたくさんでした
燐子

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