ソフィアコッポラの作品を鑑賞するのは初めて。
まず感じたことに関して、カット毎のカラーの違いは見ていてハッとさせられる場面は少なくなかった。
姉妹が登場しているカットは光を飛ばした様な現在で言う(あまり言いたくはないが)Newjeansのアー写の様な色、例え画面が暗くても淡いまま、特にプロムのシーンは映像は暗い筈なのに、彼女たちの躁鬱的な感情が、淡さに乗って観ていてスムーズに入り込むことが出来た。
そういった淡さ(=一定の明るさ)のあるシーンからぐんと暗くなるタイミングも多く、感情を画面全体の色で表現するタイプの監督なのかなと感じている。
もう少し彼女の監督作品を観てみなければわからないけれど。