1967年にイギリスでつくられたジョン・シュレシンジャー監督作品。長い! 3時間近い。久々にインターミッションあったわ。
田舎に住みながらも世界的に美しい顔を持つ女の人が、薄っぺらい心理テクを使って数々の女の人を多目的トイレに誘い込むケチ男に丸め込まれてさぁどうなるの? ってお話。
1時間ほど我慢して見るもさすがに退屈すぎて解説を頼ってしまいました。なんでも原作が発表された当時「田舎暮らしは素晴らしい!」的な風潮があったらしく、それに対してトマス・ハーディーさん「田舎も都会も変わりゃあしないぜ、むしろ人間関係濃密でメンドーじゃね?」と書いたとか書かないとか。
それ知れば価値観クルッとひっくり返る。今までつまらなかったところがクスクス笑えてくるから不思議の巻。ケチなクズ男が微笑ましくも切なく見えてきてしまう始末。
たしかに都会で上手くいかない人間が地方で成功するってのは幻想だわな。