マヒロ

ゾンビーノのマヒロのレビュー・感想・評価

ゾンビーノ(2006年製作の映画)
3.0
ゾンビを制御できる装置が開発されて、一般家庭でゾンビを飼う(というか奴隷にしか見えないが)のが当たり前になった世界のお話。
オープニングのモノクロ映像や放射能でゾンビが発生したという設定は『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』みたいだし、意志を持ったゾンビと交流するのは『死霊のえじき』みたいで、コメディながらもゾンビ映画らしいところは押さえていて好印象。

ただ、肝心のストーリーが結構ぼやぼやしているのが残念。基本騒動を起こすのは主人公とその家族で、そのたびに人が死にまくるのに、大したお咎めもなく物語が進行していくのに凄い違和感。ブラックコメディと言うには笑いの勢いが足りなくて、笑っていいものかどうか迷う…。ホームドラマ風にほのぼのやるなら、ヘタにエグイことしないでもうちょっと徹底してほのぼのやってほしかったなぁ。
(2014.58)
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