このレビューはネタバレを含みます
最後が意外すぎた…。
あのラストにこの作品の印象が全て持っていかれたような気がして勿体ないとも感じた。
でも最後の列車の場面で、何となくずっと感じていた違和感の理由が分かった気がする。
"父親との確執に苦悩するタイラー。同じ傷を心に抱えたアリーと出逢う"とあらすじには書いてあるが、タイラーとアリーは似ていない。
母親の事件から学び、デザートを先に食べるアリーと、今でもマイケルに手紙を書き続けるタイラー。
結局手紙の内容は分からないし、タイラーのキレると何をするか分からない不安定さが、一層アリーと対比させられる。
9.11は一旦置いておいて、『Remember me』の"me"は誰を指すのだろう。
父親にとっての子供?自殺した兄?事件で亡くなった母のことだろうか。
深い題名だと感じます。