キリト

リメンバー・ミーのキリトのネタバレレビュー・内容・結末

リメンバー・ミー(2010年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

197本目
内容が2001年の9.11を扱ってるとは知らずに鑑賞。
すごいセンシティブだけど、観てよかったと思える作品。
恋愛映画であるけど、それよりも家族愛に重きを置いた作品という印象。
チャールズの不器用な父親の愛が印象的だった。
遠くを見つめるときのロバート・パティンソンの表情がとても妖艶。

冒頭から描かれるのは、ヒロインであるアリーの辛い過去。
駅のホームで実の母を目の前で殺されるという事件。

主役であるタイラーは実の父であるチャールズと不仲。
その理由は亡き兄だった。兄は音楽で生きていこうとしていたが、売れずに父の会社で働くことに。
そのことが理由かはわからないが、自殺をしてしまう。
そこから、妹のキャロラインに冷たく当たってるように見えてさらに仲が悪くなってしまった。

タイラーは少し荒れていて、喧嘩で捕まってしまう。
タイラーを捕まえたのが、アリーの父だった。
最初はエイダンというタイラーの友人に唆されて、腹いせのつもりでアリーと付き合うも次第に本当に惹かれていく。

お互いの過去を知って距離を縮める2人。
そしてチャールズが本当は家族のことを本当に愛していることを、アリーのいじめの解決の仕方で知ることができるタイラー。

父と仲直りをしようとした時に起きた悲劇が9.11だった。

人との別れはくる、それは突然来るのか心を作れるのはわからない。
それでも生きていく、それを教えてくれる最後のアリーの微笑みだった。
キリト

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