ネクラ

エンゼル・ハートのネクラのネタバレレビュー・内容・結末

エンゼル・ハート(1987年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

好きだ!叙述トリック!

・途中主人公エンゼルの頭に流れる"girl in my dreams"が大事な鍵。ピアノバージョンで流れたり、娘が風呂場で歌い出したりする。
→アガサクリスティのアクロイド殺しを三谷幸喜が日本風に脚色した『黒井戸殺し』でもこの曲が印象的に使われていて不穏な雰囲気を演出していた。
→和訳:
夢の少女よ愛してる
本当に愛してる
君はとても素敵だ
君の魅力をただ抱きしめられたら
再び僕の腕に
そうすれば僕の人生は完璧なものになるのに
君が行って以来人生は以前とは違って見えるんだ。どうかまた戻って来ておくれ
言いたいことは全部言い終わったけれど
もう一つだけあるんだ、
夢の少女、それは君のことだ

夢の少女とはこの映画で言うと誰のこと?実の娘だったエピファニーのこと?


・悪魔ルシファーを演じるロバートデニーロが紳士的でありながら人ではない妖しさと恐ろしさを醸し出していて怖い。安っぽくない。品がある。

・悪魔に魂を売り渡した主人公が記憶を無くしていたとはいえ実の娘と性的関係を持ってしまうのは韓国映画のオールドボーイを思い出した。
ネクラ

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