死へ向かう老人二人の道行きを「逃避行としての旅」として表現する演出が粋(老人ホーム=檻という表現は納得しづらいけれど)、そしてアイスランドの荒涼だが美しい風景がそんな不思議な旅を豊穣に彩る。
でも…
歳を取り生活に疲れた男性が老人ホームへ行き幼馴染の女性と再開する
彼女はこのままホームで平穏に過ごすのではなく遠く離れた故郷に帰りたい、残りの人生を納得させたいという強い気持ちを持っていた
どう死…
片田舎の農村、早朝、老犬を射殺し、身支度を整え、スーツケース一つ抱えてバスに乗り込む老夫。
小説の書き出しのような静かなオープニング。
男の行き先は遠く離れた都会に住む親戚家族の家だが、すぐに関係性…
静謐な映画だった。逆光の画好きにはたまらん。セリフも最小限で、ひとつひとつの言葉に重みがある。
オザケンの春にして君を想うという曲から遡って鑑賞したのだが、出会えてよかった。
人を弔うこと、見送るこ…
1992年アカデミー賞外国語映画ノミネート作品。アイスランドの田舎から首都レイキャヴィクに住む娘を訪れた78歳のゲイリ爺さんは孫娘から邪険にされ仕方なく老人ホームに入居することに。そこで何度も脱走未…
>>続きを読むこの監督の作品は、やはりアイスランドを舞台に永瀬正敏が主演した「コールド・フィーバー」を以前見ました。
ふしぎな作品でした。
コールド〜もそうでしたが、本作も、死と、それを弔うことがテーマでした。
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