歳を取り生活に疲れた男性が老人ホームへ行き幼馴染の女性と再開する
彼女はこのままホームで平穏に過ごすのではなく遠く離れた故郷に帰りたい、残りの人生を納得させたいという強い気持ちを持っていた
どう死にゆくのか、という暗くなりがちな素材を老人二人が新しいスニーカーを履きクルマを盗んで逃避行するというちょっとワクワクする話にしている
セリフも最小限で心地良い
アイスランドと聞いても映像でさえ馴染みがなくどんな所なのか想像がつきませんでした
氷に閉ざされた荒涼とした風景かと思ってたら小花が咲く高原のようなところや銀色に輝く海が美しかったです
霧の中のぬかるんだ道の先は幻想と現実が入り混じったような世界で自然と溶け合ってフェードアウトしていく厳かな最期に淋しいような羨ましいような気持ちになりました