このレビューはネタバレを含みます
この映画の2度目を見た後、この映画は奥さんへの純粋な恋に破れて暴走するノンケの主人公と、この親父に密かに純粋に恋しているが伝わらず奥さんしか眼中にないことに欲求不満が爆発して暴走する実はバイセクシャルの相棒という、それぞれが一方的な恋愛で思い通りにならない不満を募らせて過激な異常行動に走るストーカーみたいな歪んだ恋の話なんじゃないかと思った。
相棒がちゃっかり主人公の入浴を覗いてたのは笑った。
相棒が奥さんと共謀したのは主人公への腹いせなんじゃないかと思った。
好きな主人公があまりにも奥さんに夢中なのでヤキモチをやいてその思いを断ち切ってやろうと企んだ結果だと解釈した。
よく見ると彼は主人公の奥さんが死んでも全く気にも留めずお金だけ持って逃げるので奥さんを愛してた訳ではないというのはわかる。一方で奥さんが裏切るのはお金が欲しかったからという動機で合点がいく。
しかし、主人公と相棒は昔からお互い信頼し合って助けあった仲なのになぜ相棒は裏切って主人公を陥れる行動に走るのか、単なる金が目的なら何も奥さんと共謀しなくても主人公と分け合えばいいわけで裏切りの理由が金目的だとしたら話がしっくりこない。が、相棒が主人公を愛していたんだと解釈して見ると全てがしっくりくる話なのだ。
