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アリバイなき男のkazu1961のレビュー・感想・評価

アリバイなき男(1952年製作の映画)
3.8
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-009 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋 フィル・カールソン監督、2年ほど前に『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』を観た関係で『サイレンサー 破壊部隊』という作品を観たくらいであまり認識のない監督です。様々なジャンルを手がけているようですが、本作がカールソン監督の代表作とも言えるフィルム・ノワールの秀作です。

🖋物語としては、銀行強盗に利用されて人生を狂わされた男が、執念で犯人を突き止めようとする姿を描く犯罪ドラマです。用意周到に計画された銀行強盗チームを追いかける主人公(ジョン・ペイン)とその強盗チームとの駆け引きが面白い作品で、クライマックスの主人公を信頼した銀行強盗のリーダーが、彼にすべてを託して息を引き取るプロットはとても素晴らしいエンディングでした。

🖋出演陣もなかなか素晴らしく、主演のジョン・ペインは、銀行強盗に利用されて窮地に追い込まれながら、執念で事件を解決する主人公を見事に演じています。主人公を支えようする女性をコリーン・グレイ、その父親である銀行強盗のリーダーを好演するプレストン・フォスター、そしてその仲間となる3人の悪党ネヴィル・ブランド、リー・ヴァン・クリーフ、ジャック・イーラムなど全て癖のある人物を巧く演じています。

🖋とても素晴らしい完成度。フィル・カールソンの演出、ハリー・エッセクスの脚本、は見どころです!!

😌Story:(参考: ※※※)
銀行強盗に利用され人生を狂わされた男が犯人を突き止めようとする姿を描く

🔸Database🔸
・邦題 :『アリバイなき男』
・原題 :『Secret Four』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1953
・日本公開 : 1953/08/26
・上映時間 : 98分
・受賞 : ※※※
・監督 : フィル・カールソン
・脚本 : ジョン・ペイン、フィル・カールソン、ジョージ・ブルース、ハリー・エセックス
・原作 : ※※※
・撮影 : ジョージ・E・ディスカント
・音楽 : ポール・ソーテル
・出演 : ジョン・ペイン、コリーン・グレイ、プレストン・フォスター、ジャック・イーラム、リー・ヴァン・クリーフ

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
「激情の断崖」と同じくエドワード・スモールが監督した犯罪活劇1953年作品。ハロルド・R・グリーンとローランド・ブラウンのストーリーをジョージ・ブルース「ヴァレンチノ」とハリー・エセックス「夜歩く男」が脚色し、撮影はジョージ・ディスカント。主演は「銃弾都市」のジョン・ぺインと「死の接吻(1947)」のコリーン・グレイで、プレストン・フォスター、リー・ヴァン・クリーフ、ネヴィル・ブランド、ジャック・エラムらが助演する。
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