チッコーネ

アリバイなき男のチッコーネのレビュー・感想・評価

アリバイなき男(1952年製作の映画)
3.2
プロデューサーのエドワード・スモールがUA向けに制作したノワール。
ロングショットがほぼない撮影からも低予算が伝わるが、脚本は面白い。
「犯行時はマスク必須。共犯内でさえ顔を見せ合わない」というルールがユニークで、のちの展開にも影を落としていく。
単なるエキストラかと思わせ主役に躍り出るジョン・ぺインの魅力的な面構えのおかげで、スムーズな鑑賞に。
彼が名を騙る小悪党の、空港での絶命シーンも臨場感があって良い。