ベビーパウダー山崎

アップルゲイツのベビーパウダー山崎のレビュー・感想・評価

アップルゲイツ(1990年製作の映画)
2.5
自然破壊を繰り返す人間社会に復讐するためカマキリが人間に化けて原子力発電所の爆破を計画する…。たしかに後期ジョン・ウォーターズっぽいブラックコメディの匂いはする。ただその毒が突き抜けていない、アメリカの典型的な善良家族が壊れていく流れもパロディ(お遊び)として平凡。もっとグロテスクに、もっと凶暴な映画を勝手に期待してしまった。子犬に変態していた虫だけはグチョっと気持ち悪くて良かった。ビデオジャケの裏側になぜか淀川の推薦コメント「ニューヨークの舞台劇にも近い。この映画、馬鹿みたいだが馬鹿にはできないよ」。