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暴力団/ビッグ・コンボのkazu1961のレビュー・感想・評価

暴力団/ビッグ・コンボ(1955年製作の映画)
4.2
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-527 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋犯罪組織のボス、ブラウンを執念の捜査で追い詰めていく刑事レナードの姿を描いた犯罪フィルムノワールの傑作!!とにかくその世界観と映像がカッコ良い!!

🖋️ジョン・オルトンのカメラーワークが冴え渡ります。霧がかった不穏な世界観、陰影のコントラストを使った人物描写、そして何といっても、霧の中に2人の人影がフェードアウトしていく映画史でも有名なラストカットがほんと素晴らしい!!

🖋️さらに補聴器を利用した暴力描写も印象に残ります。補聴器を外された沈黙の世界の中での機関銃の閃光だけが煌めくシーンも圧巻。

🖋️物語的にも、レナードとブラウンの情婦・スーザンとの微妙な関係性の行方や、組織内部で巻き起こる権力闘争は見応えがあります。なんとスーザンを演じたジーン・ウォーレスは、主演のコーネル・ワイルドの妻なんですね!!

🖋️絶頂期のジョセフ・H・ルイスのフィルムノワールの傑作、見応えのあるカッコ良い作品です!!

😌Story:(参考: ナタリー)
一人の刑事が犯罪シンジケートのボスを調査していたが、ボスの情婦を追跡するうちに、次第に彼女に惹かれていく。やがて、彼は組織の手下たちに拉致され拷問を受けるはめに……。

🔸Database🔸
・邦題 :『暴力団(1955)』
・原題 :『The Big Combo』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1955
・日本公開 : 1955/02/19
・上映時間 : 84分
・受賞 : ※※※
・監督 : ジョセフ・H・ルイス
・脚本 : フィリップ・ヨーダン
・原作 : ※※※
・撮影 : ジョン・アルトン
・音楽 : デイヴィッド・ラクシン
・出演 : コーネル・ワイルド、リチャード・コンテ、ジーン・ウォーレス、ブライアン・ドンレヴィ、アール・ホリマン

🔸Overview (映画. com)🔸
シドニー・ハーモンが1955年に製作した刑事対ギャング映画で「黒い絨氈」のフィリップ・ヨーダンの脚本より「地獄への退却」のジョセフ・H・ルイスが監督した。撮影は「巴里のアメリカ人」のジョン・アルトン、出演者は「渓谷の騎士」のコーネル・ワイルド、ジーン・ウォレス夫妻をはじめ、「砂漠部隊」のリチャード・コンテ、「私刑される女」のブライアン・ドンレヴィ、「目撃者は語らず」のジェイ・アドラー、アール・ホリマン、リー・ヴァン・クリーフなど。ビデオタイトル「ビッグ・コンボ」。
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