ショーン

007/トゥモロー・ネバー・ダイのショーンのレビュー・感想・評価

3.5
昔鑑賞してましたが、断片的にしか覚えてませんでしたので、再鑑賞。

メディア王と呼ばれ神にでもなったつもりのカーバーが、最新鋭の兵器やメディアで情報操作し、世界を我が物にしようとするのを007は止められるのか?

現代社会において、情報とそれを媒介するメディアは、欠かせない資源となっている。ペンは剣より強しとは、正義、防衛、自衛の意味と思っていたが、扱いによっては、悪、先制攻撃、洗脳、陽動となる。そんな危うい情報に惑わされがちな現代社会に一石を投じた実は重めのストーリーが根底にある。しかしながら、第三次世界大戦が勃発するかもしれない緊張感あるスパイアクション要素とピアースブロスナンのややコメディぷりあるボンドと、(吹き替え版鑑賞なので)神谷明さんの軽いトークが上手く混ざり合い、程よい娯楽映画に仕上がっていて、観て楽しい作品です。
007シリーズはほんといいですね。
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