19世紀初頭のアラバマ州を舞台とした西部劇。
ワーテルローの戦いで敗れたフランス軍が、アメリカ・アラバマへ亡命し定住したナポレオン軍の一団と、祖国を守るケンタッキー志願隊を描いた異色作品。
ケンタッキー銃隊にジョン・ウェイン、相棒にオリヴァー・ハーディー、ヒロインにヴェラ・ラルストンらが出演。
ジョン・ウェインが制作にも乗り出し、プロットもそこそこ面白いのだが、演出や展開がルーズすぎて空振り。
また、過度の銃撃戦を期待して観ても残念な結果に終わる。
ジョン・ウェインのB級西部劇として知られいるが、西部劇にしては時代設定がやや古く、むしろ開拓活劇とした方が無難かも。
ヴェラ・ラルストンはチェコ出身のフィギュアスケーターで二次大戦勃発を機にアメリカに移住し女優として活躍した。
凸凹コンビのオリヴァー・ハーディーも出てるのが面白く、ウェインとのコンビもさほど悪くはない。